『Wolfenstein: The New Order』をクリアした。これは660円で買った『Wolfenstein: The Two Pack』にはいっているゲームの一つ。もう一つの『Wolfenstein: The Old Blood』はまだ未プレイ。なんでも前日譚らしいが…。
なんか、ステルスできるゲームがやりたくてプレイしてみたものの、これがビックリ。ステルスゲームとしての出来があまり良くない!レベルデザイン的にステルスがしづらいというか、ラウドでもステルスでも行けるように作ったら結果的にどっちつかずになってしまっていた。そう、中途半端なのだ。
この”中途半端”というのは別の事にも言えて、例えば、ビジュアルは凝ったものが多く、よく出来ているのだがマップが一本道で探索のやりがいが薄いというか、クソみたいな収集物のコレクト要素がメインになっている。さらにストーリーも、いまいち感情移入しづらいというか、脳みそが筋肉で出来ているゴリラ主人公が言われるがまま暴れまわるのを傍観している気分になった。だいたい、カットシーンで満身創痍になったのに次の瞬間動き回るのはなんでなんだ。4つ数えて呼吸したらなんでも解決すんのか???パワー系の考える事と体の仕組みはよくわかりませんね。
あと、ストーリーの合間に挟まれた意味不明なお使いミッションも邪魔でしかなった。アレが面白いと思う奴世界で10人もいない。絶対。
それでもシューターとしてつまらないわけではなかった。面白いとも言いづらいけど。カバーしながらバリバリトリガーハッピーするのは爽快だし、場所が悪いと結構すぐ死ぬ(難易度ハードでやった)ので気も抜けない。ロケーションのバリエーションが豊富で、さらに敵AIがちょっと馬鹿なのもシューターとしての満足感に貢献していた。トータルでは、やっぱり、世界観というか、ナチが戦争に勝った歴史のifというか、ステレオタイプ的ヤベー奴らの集団が支配した世界が個人的にビビッとくるかどうかにかかっている。というか、そこが最大かつ唯一の魅力で、単純なゲームデザインは可もなく不可もない。The普通。面白くないわけじゃないからダラダラ遊べる。で、気づいたらゲームクリアしてた。そんなゲームだった。