Epic Games Storeで無料配布されていた『Metro: Last Light Redux』をクリアした。難易度ハード。Epic Games Launcherの記録によるとプレイ時間は16時間46分44秒。

過去にも同じく無料配布されていた『Metro 2033 Redux』もプレイしクリアまでしたが、基本的なプレイフィールは前作の”2033″と同じだった。ただ、前回引っかかっていたお化けというか超自然的な要素が結構薄れた印象を受けた。そーいうので良いんだよ、そーいうので。

ステルスプレイは相変わらず超楽しい。前回から気になっていたが、テイクダウンのときに殺害と気絶の違いがわからない。どっちも敵がぶっ倒れるだけじゃん。しょうがない?から今回はほとんど「気絶」でほぼステルスプレイしてみた。通常の敵とは別にちょっと特殊な敵が何人かいて、そいつは見逃すか、殺すかが選択できた。全員見逃してやったが、なにかエンディングに変化でもあったのだろうか。もう一周するほどの情熱はない。もういい。

難易度はハードでプレイしたが、ステルスプレイで通す文には(人間相手では)難易度はほぼ関係ない。全員ワンパンですわ。敵がかなり視力が悪い上に反応がトロいので結構ゴリ押し可能なステルス性。一部のイベント戦闘は銃撃戦を強制させられるので、そこまで「不殺」プレイを通していた身からするとゲンナリした。しかもカバーしても木材などの素材では敵の銃弾が貫通するので結構シビアな戦いだった。

ただ、本当に”ヤバかった”のは序盤でのガスマスクフィルター切れ。このゲームは屋外だと常にガスマスクを装着しなければならず、消費していくフィルター管理が重要になってくる。序盤は予備のフィルター量が少なく、チンタラ探索していると咳き込んで、やがて窒息死する。私の場合、フィルター量ギリギリでイベント戦闘が始まってしまい、敵にやられるのではなく窒息死で何度もリトライした。しかもこのゲームはオートセーブオンリー。余裕がある状態まで戻る、ということが許されない(そしてイベント戦闘前に当然セーブが入る!)。最速で敵を倒し本当にギリギリの状態でイベントをこなして地下に潜り込んだが、もうちょっとフィルター量が少なかった場合、所謂いわゆる「詰み」になっていた。ニューゲームでやり直さなければならない恐怖は精神的に辛かった。まあ、クリア後に気づいたが、メインメニューでチャプターを選択することができるようなので、流石に「ニューゲーム」は回避されているみたいだが。

クリーチャーとの戦闘は敵の種類が少ないのが気になったが、可もなく不可もなし、といったところ。ただ対クリーチャーではショットガンが必須なので3つしかない武器スロットが一つ埋まるのは、うーん。まあ、近接、中距離、長距離ってことか。このゲームは近距離武器が他にないしね。

幸いにも今回は日本語MODを適用してプレイできたのでストーリーの理解が深まった。が、そんなに面白いストーリーでもない気がする。エイリアンみたいな化け物(ダークワン)が何者なのかちょっと分かったりしたが、基本的に前作の2033で主人公アルチョムさんが最後にアレしちゃったので、ダークワンの登場は少なめかな。それより今作の話の支軸はメトロ内の勢力争い、つまり人間関係のストーリーが強い。この人間関係の話はどこかで見たことあるような感じで率直に言って安っぽい印象を受けた。それ、メトロの設定でやる必要ある?と思っちゃう。ま、ステルスと雰囲気は前作よりグレードアップしてシネマティックな要素もあって満足してるけどね。