Wolfenstein: The Old Blood』をクリアした。どうやら『Wolfenstein: The New Order』の前奇譚らしい。と言っても、前作のストーリーは大して覚えていないので別に前作をやってなくても楽しめると思う。

前作との違いは敵や武器の一部が新しくなったりしているが、基本的な進行は同じで、一人でナチの要塞に乗り込んで暴れまわったり、捕まったり…。そんな感じだった。終わってみて記憶に残ってないのも同じ。

そういえば、前作ではロストテクノロジー的超技術が登場したが、今作でも、ある意味で超技術というか超自然的な要素が盛り込まれていた。これは結構好みが分かれそう。あまりに突拍子もないオカルト的、B級ホラー的演出は正直冷めた。

ボリュームは前作の半分ぐらいで飽きずに終えられた。短いが、その分ギュッと中身の詰まったゲームプレイで、前作は水増しされていたような気分になった。同様に、前作ではカットシーンでのしょうもない映画的演出が鼻についてたが、今作はかなりスッキリし、贅肉が削がれたピュアな体験で楽しめた。

全体的に小粒だが、確かな改善が見られる、そんなゲーム。発売時系列を無視してThe Old Bloodからプレイし、気に入ったらThe New Orderも遊ぶ、という方法も全然”アリ”だと思う。The Old Bloodのほうが短いしね。