久しぶりに飴を舐めたら、えらく気に入った。「久しぶり」と書いたのは、以前から飴を舐めた後にうっかり眠ってしまうと、寝起きに歯磨きで七転八倒するほどの激痛が走るようになったからだ。あんな辛い思いはゴメンと、しばらく飴から離れていた。

ところが、先日、何の気もなしに飴を舐めて、ついうっかり眠ってしまった。学習しない人間である。「やっちまった」と後悔しながら歯を磨くと、何の痛みもない。どうやら、頭の方はともかく、私の歯は耐性ができたのか進化したようである。

飴を舐めても問題ないとわかると、なんだか飴が美味しく感じる。いや、美味しいというわけではなくて、実際には、一種の安心感というか、習慣化している感がある。チェーンスモーカーみたいなものだ。

飲み物と違ってトイレが近くならない。食べ物と違って限界がない。飴というのは「際限」がないのだ。もうこれは悪魔の嗜好品。現に一袋を2日で開けてしまった。

ペロペロ、ペロペロ。あー、飴って久々に食うとハマっちゃう魅力がある。もしかしたら前世はアリだったのかもしれないな。ペロペロ。

素朴で、軽視されがちだけど、多くの人たちにもう一度飴の楽しさを思い出してほしいものだ。ということで、飴(amazon.co.jp)へのリンク を残しておく。