さて、今は2019年を迎えた元日の夜である。思い返してみると、2018年の新年には、なんとなく、人生が終焉に向かっていくような恐怖を感じていた。今にして思えば絶望するような状況でもないのだが、ともかく気が晴れなかったのだ。
しかし、決して2018年中に状況が好転したわけではないが、2019年の今は、なぜだか少し心晴れやかだ。いや、去年に比べると少しマシといった程度なのだが。これは僕が12時間以上泥のように眠るという、生まれ持ったスキルを発動し、寝起きに雑煮を頂いたからかもしれない。人間は食って寝ると幸せを感じるようにできているようである。
この状況と仮定は、なにか大きなことを示唆しているように見える。つまり、長期的な展望を見いだすことよりも短期的な欲求を満たすことのほうが遥かに重要なのだ。人間といえど動物なのだから、思い通りに行かない焦りを抱いたり社会を憂いたりする前に明日のパンである。「衣食足りて礼節を知る」というではないか。やはり昔の中国人は賢い。しばしの間、ヒトをやめてチンパンジーに戻ってみるのも悪くない。いや、ヒトになるためには、まずチンパンジーにならなければならないのだ。ウッキー、ウキキ!
なんだか刹那的な人生観だが、人生が刹那の連続であることも、僕が2019年もこうして生きてことも事実なのだ。
最後に、この投稿にピッタリフィットする画像(アイキャッチ)が見つけられなかったので、最近よく聞いている曲、ABBAのS.O.S.のMVを貼り付けておく。