もう4ヶ月ぐらい前の話になるのだが、このサイトのドメインのレジスターをvalue-domainからCloudflare Registerに移管した。 理由は簡単で、value-domainがレジストラとしてcloudflareに勝っている点が一つもないから😔 (あと更新時期だった)
だいたい、Cloudflare Registerを運営しているCloudFlareはドメイン管理費を卸値に設定している。つまり、CloudFlareはレジスター業で儲ける気がないのだ。 当然、世界最安値🤑
まあ、Value-domainとの価格差は数百円なので高が知れているが、ドメインは通常なら長期間に渡って維持し続けるもの。塵も積もれば山となる💸
また、DNSSECの秘密鍵も簡単に取得でき、WHOIS代理公開も無料(デフォルト)という至れり尽くせりの大盤振る舞い。
さて、如何にCloudflare Registerがイケてるのかを説明するために前置きが長くなってしまった。実はCloudflare Register移管に際してトラブルに遭遇したので紹介しておきたい。
移管手順はCloudflare Registerに書いてある英語の説明に従ったのだが、世界的に利用者が多いであろうGoDaddyなどは専門の解説が用意されているものの、如何せんvalue-domainが日本国内むけのドメスティックなサービスなのでCloudflare Registerの説明とValue domainのヘルプページを眺めつつの設定だった。
ドメイン移管の手順というのは、1-現レジスターから認証鍵(Auth-Code)を受け取り、この認証鍵を移行先のレジスターに伝えることで、2-移行先レジスターがドメイン管理移行のリクエストを送信し、3-現レジスターが移行の確認をメールでして、確認が取れたら移行成功、という流れのようだ。
ただ、初めてのドメイン移管体験だったので、そんなフローは知らなかった。Cloudflare Registerではウィザード形式で移管したいドメインを入力しろ、だのAuth-Codeを入力しろだのとしか言われない。
Value domainのauth-codeはやたら見つけにくく、入会は簡単なのに退会がやたらと大変という”ウェブサービスあるある”か?💩ドメインめ、とか思いつつauth-codeを入力して移管を進めていくと、ここで問題が発生。Cloudflare Register側の設定はauth-codeを入力すると終了で、ウィザード画面では移管元レジスターからの承認を待ってるから移管確認メールを待てと言われるのだが、一向にメールが届かない。5分経ってもメールが来ないし、もちろん承認もされない😭
で、色々調べてみると、このドメイン移行確認メールはValue domain(お名前.com)のwhoisに登録しているメールアドレスに送信されていることが判明!しかし、Value domainのwhois代理公開サービスを利用していたため、確認メールは当然届かない、オーマイガー😱
以前であれば、手動で移管の承認をしなくても10日経過すると自動で承認されるという仕様だったのでそのままほっておけばよかったのだが、この仕様が変更されて手動承認が必須となってしまったのでそうもいかない。しかも、一度移行リクエストが拒否されると、次のドメイン移管リクエストまで2週間(14日)待たなければならないのだ。ここは大きな問題だった。というのも、ドメインの期限切れまで2週間を切っていたからだ。つまり、ここで移行に失敗すると、次の一年分のドメインをValue domainから買わなければならない。
急いでValue domainのWHOIS代理公開サービスを切ってみたが、Cloudflare Registerの画面を見ても移管を再リクエストするような方法がない。おそらく、承認依頼メールは既に送信されているであろう。「詰んだ」としか思えなかった。
諦めかけていたところ、そこに新着メールが。なんと、「【重要】トランスファー申請に関する確認のご連絡 srytk.com」というValue domainからの移管確認メールであった👍
おそらく、Value domain側で、WHOIS代理公開を切ると移管確認メールを再送するような処理になっていたものと思われるが、いやー、ヒヤヒヤした。なにせ、Cloudflare Registerの設定ウィザードではWHOIS代理公開を切れとか一言も言われない。Cloudflare RegisterはWHOIS情報の代理公開をデフォルトで行うのが売り文句の一つなのに。こっちはCloudflare Registerの設定ウィザードに従ってやってんだから、それぐらいの思いやり持ってよ🤬
さて、今回の教訓は「ドメイン移管するならWHOIS代理公開を切れ」ということです。ちなみにValue domainのドメイン移管ガイドにはキッチリ書いてあったけどね。