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YouTubeやTwitchで『ゼルダの伝説 Breath of the Wild』のプレイ動画を良く見る。美しく落ち着いたピアノBGM、よく考えられたパズル、統一感のあるカートゥーンなハイラルの世界は見ていて飽きないし、すごく面白そうだ。

世の中にはゼルダの伝説botwより優れた(あるいはリアルで豪華な)グラフィックのゲームはたくさんあるし、映画のような凝った演出は今回のゼルダにはなさそうだ。でも、ビデオゲームとしてゼルダの伝説botwは明らかにトップクラスの魅力がある。

面白いゲームとはなにか

ゲームの面白さを決める要素は人によって違うだろうし、複合的な感覚を統合した結果なんだろう。だから、擬似ニューヨークでチンピラごっこしたり、ジャングルを進んでラジオ塔に登る行為そのものが面白いわけではないはずだ。だけど、ゼルダの伝説botwは世界の住人の一人として生活すること自体が強力なプレイ体験になっているように見える。見知らぬ土地を旅行しているような、新しい発見と異文化交流が入り混じった、ビデオゲーム版『世界ふれあい街歩き』という感じ。世界観が反映された細かいディテールがそうさせているんだろう。なんというか、世界を救うとか、もうどうでもいいじゃん。

SwitchもWii Uも買う気はない

ゼルダの伝説botwはNintendo SwitchとWii Uのマルチプラットフォームだけど、ゼルダのためだけに3万円のハードを買う気はしないし、Wii Uは生産が終了し、新品はプレミア化しているので古いくせに高い。かなり完成度の高いWii Uエミュレータが開発されているから、いつの日か手軽に遊べるようになるかもしれないけど、ハイスペックPCが必要になるし、まだ完成まで程遠いはずだ。つまり、今できることはプレイ動画を眺める事だけ。隣の芝生は青いというが、ハイラルの草は魅力的だ。