前世は草食動物に違いない。僕はそれぐらい野菜好きだ。ブリ大根でも大根だけ、ひらすら食べていたい。美味しいサラダでお腹いっぱいになりたい。と言っても、特に食にこだわりがあるわけでもないんだけど。

© Wesley Fryer – “Sautéing the potatoes” – Creative Commons: Attribution

それで最近、野菜を料理するときソテーで食べる事が多くなった。マイブームってやつだ。

塩と油

海原雄山じゃないけど、野菜ってそのまま食ってもあまり美味しいものじゃないんだよね。でもドレッシングを掛けるなり、煮るなり焼くなりすると途端に”化ける”わけ。そこで重要なのが油分と塩分。これらがエッセンスで、片方でも欠けると野菜の魅力が引き出せない。油分はコクを、塩分は旨みを作りだすんだよ。

だから、例えば、マヨネーズぶっかけるだけで旨いのは旨いんだけど、シンプルに食べたほうが野菜の旨さがよく分かることに気がついた。そこでオススメなのが、フライパンでサッと炒めて塩のみで食べる方法。

ソテーで食べると、野菜にはそれぞれの歯ごたえがあって、それらの違いがよく分かる。それから味付けは塩だけだから個性や風味もダイレクトに伝わって食材による変化が楽しい。火を通すから、かさも減るし、焼き目の香ばしさも合わさって、たっぷりと野菜が摂取できる。もうね、食物繊維が満載で毎日トイレに行くことになるよ。

肉や魚はシンプルな料理だと数日で飽きるけど、野菜ソテーはそんなことない。食材のバリエーションが豊富なのもあるけど、ベーシックなのに飽きが来ない味なのだ。そういうわけで、このマイブームは当分続きそう。