ほぼ毎日ブログを書いてきて2ヶ月ほどになるだろうか。ここまでよくコツコツとやってきたものだと、自分でも関心するほどだ。

ふむ、これだけ継続できたのだから、一端のブロガーを自認してもいいだろう。(誰も読んじゃいないけどね)

© Susana Fernandez – “20/365 * The writing is on the pad” – Creative Commons: Attribution, No Derivative Works

ところで、こう毎日記事を投稿していると、どんなに自己顕示欲のある人間だって書くことがなくなってくる。取り敢えずエディターを開いてみるものの、「ふむ、なにを書こうか」なんて腕組みしてしまうこともままあった。そこで、ある時点から小さなメモ帳を携帯し、思いついたアイディアやトピックを書き留めるようにした。言わば、ネタ帳だ。ブログを書く時に忘れているような事や思いつかない様な事はたくさんあるので、これはかなり効果があった。

蓄積される謎のメッセージ

思いついた時にメモに残すようにすると面白い現象に出くわす。後からネタ帳を見返すと、わけの分からないメモが残されている時があるのだ。しかも書いた覚えさえ無い。僕の場合、1つ例に挙げると、「ハリポタ ディズニーランド」と書いてあった。はて、なんのことだろうか。ディズニーランドにハリーポッターのアトラクションでも出来たのだろうか。しかし、そんなニュース、記憶にないぞ?謎すぎて笑えてくる。

考えてみると、寝起きでぼんやりしている時や、風呂に入っている時に思いつく事もある。そういう時のアイディアは半分夢のなかなので、冷静に読み返すとネタとしてつまらない事や訳の分からない事も多い。そりゃあ「ハリポタ ディズニーランド」などと書くともあるだろう。しかし書き残している時の僕は大真面目なのだ。あの時の僕は今の僕に何を言いたかったのだろうか。なんだか過去の自分が自分でないような感覚になる。不思議で興味深い。

僕は既に書いたネタはメモ帳にチェックを入れて、区別できるようにしている。そんなわけで、メモ帳を開くと、まだチェックの入っていない謎のメッセージがドンドン溜まっていく。走り書きで書かれたそのメッセージは明らかに僕の筆跡だが、今の僕に届くことはない。なんとか思い出して、過去から救ってやりたいのだが、恐らくそれもかなわないだろう。

そんなことを考えていると、このブログも十年後の僕が読み返したらどんな風に感じるだろうと思う。「何書いてるんだ、俺は馬鹿か?」とでも思っているだろうか。それとも、「いい事書くなあ。さすが十年前の俺だ。」と惚れ惚れしているだろうか。ふむ、後者であればいいのだけど。なにせ、「過去の自分」は、「今の自分」とは別人だから想像もつかない。