僕は少年ジャンプ+のTwitterアカウントを購読している。毎週更新されるドラゴンボールとフードファイタータベルを忘れずに読むためだ。そんな少年ジャンプ+のTwitterアカウントで、こんなツイートがあった。なんでも、@shonenjumprというアカウントは非公式なものなので、注意してほしいということらしい。
少年ジャンプルーキー(shonenjumpr)というTwitterアカウントがありますが、
編集部や運営が開設したものではありませんのでご注意ください。ルーキーの公式アカウントは現在存在しません。
ルーキーについても、このジャンプ+のアカウントにて公式情報の告知をしています。— 少年ジャンプ+ (@shonenjump_plus) January 13, 2016
これを見たとき、ふと、「そんなこと言い出したら、少年ジャンプ+(@shonenjump_plus)は”公式”なのか?」と思った。だってそうだろう。誰かを「なりすまし」だと非難するなら、まず自分が「なりすまし」ではない事を証明するのが筋だ。僕がTwitterで「@shonenjump_plusは偽物だから、気をつけろ!」とツイートしたら@shonenjump_plusは偽物になるのか?これじゃあ、堂々巡りだ。
ではどうやってアカウントが「公式」であるかを判断すればよいか。一番確実なのは、Twitterの認証マークを取得することだ。著名人のアカウントでよく見る、あのチェックマークは一応Twitterが確認を取っているはずだから「なりすまし」は難しい。
しかし、残念な事に@shonenjump_plusは現在、認証マークを取得していない。では他の方法はなんだろうか。フォロワー数だろうか。いや、それは確実ではない。なぜならフォロワー数は金で買えるからだ。世の中には信頼を得るために大量のTwitterアカウントを販売する業者が存在する。それにフォロワー数が多い方が正しいとすれば、ジャスティン・ビーバー(7300万)はオバマ(6800万)より正しいという事になるのか?それは大袈裟だとしても、数千程度のフォロワーなんて苦でもないのは確かだろう。だからフォロワー数に意味は無い。
一応、plus.shonenjump.comからは@shonenjump_plusへのリンクが掲載されている。これは判断材料になるだろうか。残念だがこれも決め手にはならない。なぜなら、ドメインなんて誰でも買えるからだ。今確認したらshonenjump.infoやshonenjump.jpはすぐにでも購入可能なドメインだった。今のところ、ドメインで信頼性を確かめるならEV証明書を取るしか無いのだ。そしてhttps://plus.shonenjump.comはEV証明書を取っていないようだ。
結局のところTwitterの「公式アカウント」を主張するなら、認証マークを取るしか無い。というか、全ての「公式アカウント」が認証マークを取得すれば「なりすまし」問題はなくなるはずだ。
定期的に芸能人などの”偽物騒動”が起きるが、僕はもう疲れた。さっさと有名人や有名企業はtwitterの認証を取ってくれ。