新年に見る夢を初夢という。なんだか、あやふやらしいが、初夢の定義は次のようなものらしい。

現代では元日(1月1日)から2日の夜、または、2日から3日の夜に見る夢とされることが多い。

それでいうと、僕も初夢というやつを見た。

The Walking Dead

これはまさしく定義通りの初夢で元日から2日の夜に見たものだ。夢の内容は次の通り。

終末世界、日本と思われる田舎の集落で、僕は食料を求め廃墟となった民家を漁っていた。すると、外から男の話し声が聞こえる。「やばい!見つかれば殺される」そう思った僕はとっさに押し入れに入り、息を殺した。そして、この民家にやってきてガヤガヤ話をしながら物色する男たち。僕は死を覚悟しながら、押入れの中で、見つからないことを祈るのだった。

こんな内容だったのを覚えている。なんだかスリリングでウォーキング・デッドみたいだ。初夢で一年の吉凶を占うらしいが、今年、大きな地震でもやってくるのだろうか。トゲトゲ肩パッドを購入して終末に備えなければならないかもしれない。

豚ロースのトマト煮

次の日(2日から3日)にも夢をみた。前日に夢を見ちゃってるので、最早、初夢ではないかもしれないが、「2日から3日の夜に見る夢」ともあるのでこれも初夢かもしれない。夢の内容は次の通り。

ユダヤ人に豚肉のトマト煮の作り方をたくさんの外国人と共に教わる。

こんどはシンプルだ。広いキッチンでユダヤ人のオッサンの料理教室に参加する夢というのも興味深い。周りにはいろんな肌の色をした人達がいたことや、でっかい豚ロースの塊があったのも覚えている。しかし、なぜ僕は外国人風のオッサンをユダヤ人であると思ったのだろうか。そもそも敬虔なユダヤ教徒は豚肉を食わないはずだ。いろいろ滅茶苦茶だが、夢なんてそんなものだ。夢に意味を見出すのはバカバカしい。あれ?となると初夢うんぬんも眉唾だな。

一富士二鷹三茄子

初夢は「一富士二鷹三茄子」という言葉があるように、富士山や鷹、茄子の夢が縁起が良いとされている。ふむ、残念ながら、これらの夢を見ることは出来なかった。いや、まてよ。トマトはナス科ナス目である。トマトとナスビは言わば兄弟みたいなものであって、これはもうナスビにカウントしてもいいんじゃないだろうか。昔の人はトマトを赤茄子といってたぐらいだしね。とすれば、豚肉のトマト煮の夢を見た今年は新年そうそう幸運だ。前言撤回、初夢万歳!