最近ラジオに熱を上げている。とりわけ、平日夜はNHK-FMでMusic Lineから青春アドベンチャーがお決まりとなりつつある。Music Lineでのナンバシホ(名前の表記はしらない)の声が如何に可愛いかというのは後日述べるとしよう。今日は二週に渡って続いた青春アドベンチャーの「二分間の冒険」について感想を残しておく。ちなみに再放送だ。

抽象的で置いてけぼり感…哲学か?

二分間の冒険
原作は同名の児童書らしい

『二分間の冒険』は主人公の少年、サトルが”世界で一番確かなモノ”を見つけるというベースのストーリーがある。その上で謎の異世界で仲間と共に竜を倒すという話の展開だった。

“世界で一番確かなモノ”を見つける話は如何にも抽象的で、「一番確かなモノは僕自身だったんだ!!!!」とか最後の最後で言われても腑に落ちなかった。しかも唐突だし。「いや、知らんがな」としか思わない。ポカーンとしちゃって、完全に置いてけぼりである。

多分、ラジオドラマという性質と禅問答みたいなテーマがミスマッチなのがデカイ。文字媒体だと小難しい話も「理解した気」にはなると思う。文章のテクニックとかでね。でもラジオだとテンポよく進めないと駄目だし、屁理屈で煙に巻くこともできない。やっぱり哲学的な結論にいくなら丁寧な下地がないとね。

あ、もう一つの竜を倒す話は結構オーソドックスなファンタジーね。少年ジャンプに載ってるような話だったわ。努力・友情・勝利みたいな。そこそこ面白かったよ。端からこれだけで良かったんじゃねーかな、とは思うけど。

うーん、このモヤモヤしてる感じアレに似てるわ。ドラクエ6でムドー倒した後みたいな。「え、結局どーいうこと???」的なアレね。

多分、聞いてるほうが「世界で一番確かなモノ」を見つけるには原作読んだほうがいい。いや、原作読んでないから知らんけど。