YouTubeを一度見始めると時間が溶ける。当たり前だ。世界一頭が良い人達がそうなるように作っている。凡人以下の我々には勝てない。
RSSリーダーを一度見始めると時間が溶ける。当たり前だ。消費するよりも多くコンテンツが追加される。もちろん勝てない。
SNSを見始めると、TVerを見始めると、ニュースサイトを見始めると…。負けてばっかりだ。そして負けの代償として時間が奪われる。「本当に見る必要があった?」と言われればそんなこともない。まあ、無駄な時間である。

君子危うきに近寄らず

勝てない相手と戦ってはいけない。だから見なければいいのはわかっている。けれど誘惑が強い。見えてる地雷を踏みに行ってしまう。これではいけないと思い始め、新しいブラウザのプロファイルを作ることにした。

新しいプロファイルは既存のブックマークとは切り離した。少なくとも目に付くところにアイコンが並ぶことはなくなった。しかし、それではたまたまアクセスしてしまったときに罠にハマってしまうかもしれない。また負け戦だ。

YouTubeには金盾で

そもそも新しいプロファイルを使っているときは”集中モード”なのでYouTubeなどには接続できないようにしたい。つまり中国のグレートファイアウォールのようなものがほしい。ブラウザ拡張などでコンテンツブロッカーはたくさんあるが、宗教上の理由でブラウザ拡張はなるべくインストールしたくない。そこでプロキシー自動構成ファイル (PAC)を使ってみることにした。該当するホストのときには存在しないプロクシを指定して接続が失敗するようにしてみた。

function FindProxyForURL(url, host) {
	const blacklist = [
		'x.com',
		'youtube.com',
	];

	if (blacklist.some(domain => dnsDomainIs(host, domain))) { 
		return "PROXY localhost:8080"
	}
}

localhostにプロクシは動いていないので、この例ではx.comとyoutube.comへのアクセスができなくなった。めでたしめでたし。

Big Brother is watching you

接続したくないサイトを長々と列挙してもいいが、限界がある。そこでDNS解決にDNS over HTTPSを用い、リゾルバには1.1.1.1 for Families (https://family.cloudflare-dns.com/dns-query)

を使うことにした。これでアダルトコンテツとおさらばだ。うっかりアダルトサイトを見ようとしても無事ブロックされる。ちなみにブラウザ設定によってはDoHに失敗すると通常のOSによるDNS解決にフォールバックしてしまうので注意が必要だ。厳格モードを設定すること。

成果

集中モード用プロファイルを作ったことで早速効果があった。なんと、邪魔されることなく作業できることでこの投稿を書くことができたのだ。長い間更新してこなかったのに!