1年だか2年ぐらい前にEpic Games Storeで無料だったRise of the Tomb Raiderをクリアした。リブートTomb Raiderはずいぶん前にクリアした記憶だけあるが、その時は有料日本語DLCを購入してなかったのでストーリーの記憶はふんわりとしている。Epic版のRise of the Tomb Raiderは20 year celebrationバージョンで何やらDLC全部入りのようだ。そしてしっかり日本語音声が入っていたのでうれしい。
一作前のTomb Raiderと基本的に同じゲームデザインだが、前作の舞台が太平洋沖の南の島だったのに対し、ロシアかどこかのすっごく寒そうな雪山が今作の舞台だった。屋外はずっと雪で覆われた地形が続き、なんだか代わり映えしない。しかし、氷で覆われた崖をピッケルとスパイクのついた登山靴で登っていくのはデンジャラスで楽しい。
今作はストーリーが進むにつれて様々なガジェットが追加され、いける場所がどんどん増えるタイプのゲームなのだが「今は行けない場所」がすごいストレスだった。せっかく見つけた隠し部屋や変な場所にあるアイテムが「後でまた来る場所」だとガッカリ感が半端ない。それに、単純にアクションに失敗しているのか、それとも「まだいけない場所」なのかヒントが無い・分かりにくいときがあった。10分以上かけても、ある場所にあるアイテムがどうしても取れなくて、結局インターネットで検索してみると、単純にまだいけない場所だったときは徒労感でゲンナリした。
Tomb Raiderシリーズは大きく分けて探索、謎解き、戦闘パートにはっきり分かれているが、戦闘パートは単調に感じた。武器に弓、ハンドガン、ライフル、ショットガンがあるが、弓とハンドガンを戦闘で使うことはほとんどなかった。ショットガンも終盤でちょっと使う程度でほとんどはアサルトライフルしか使わなかった。アサルトライフルが万能すぎてほかの武器の個性を殺してしまうのはもったいない感じがしたが、これは個人的にヘッドショットを丁寧に狙ったプレイだったからかもしれない。
そういえば終盤、「不滅隊」なる不死身らしい敵が出てくるのだがなぜか普通に倒せる。全然「不滅」じゃないじゃん!最初、倒せないもんだと思い込んでどうすればいいのか分からずにずっと逃げ回るという無駄な時間を過ごした。これもまた徒労でゲンナリ。やはり、このゲームは戦闘が大味なものが多い。その一方、ステルスは面白かった。トラップを作ったり、可燃物を投げつけたりとバリエーションも多く、壁のぼりを合わせた高低差のあるレベルデザインも深みを与えていた。銃撃戦なんてなくして全部ステルスにしてくれたらいいのに。
あ、ストーリーは可もなく不可もなしでした。