年が明け、暖冬と言われつつも本格的な冬がやってきた感じがする。僕は典型的ジャパニーズらしく、この季節にはみかんをよく食べる。あの、橙色のネットに入ってるやつだ。

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ところで最近、新しいみかんの食べ方を発見した。一粒ずつ食べるのだが、まず、みかんの背というか、外側の厚い皮に密着している部分を少しかじって穴を開ける。そして上顎と舌でみかんを押しつぶしつつ、溢れ出る果汁と果肉をチューチューと吸うのだ。感じとしては、枝豆の塩ゆでの食べ方に近い。

みかんの薄皮が口に残る問題

オーソドックスに薄皮ごと食べていたのでは、なかなか皮が飲み込めず、味のない皮をいつまでもモグモグするか、吐き出すしかなかった。あの薄皮は邪魔でしかない。それに、みかんの薄皮って消化が悪い。栄養があるとも思えないし、ほんと役立たず。無用の長物だね。

かといって、みかんのシロップ漬けみたいに一つ一つ皮を剥いてなんていられない。こちとら冬のシーズンに大量に食べるのだ。効率よく果肉だけ食べるにはこの背中から吸う食べ方がベストだろうと思う。

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この食べ方だと、果肉が皮に残ってしまってもったいないのでは?と思う人もいるかもしれないが、そんなことはない。不思議な事にチューチューと果肉を吸い出すと、残りはほぼ薄皮だけになる。ミイラのようにペラッペラだ。そして口から出しても汚らしく見えることはない。レディーにもオススメだね。

問題があるとすると、お腹側から果汁がピュッっと飛び散る可能性が高いことだ。みかんの粒を押しつぶす形になるため、どうしても汁が出やすい。今日なんか、飛び散った果汁が目に入った。柑橘類の果汁だぜ?染みたね。でも便利な食べ方だから今後もこの食べ方でいこうと思う。