興味深いけど大変恐ろしいウェブサイトを見つけました。そのサイトではデフォルトのパスワードから変更していない脆弱なネットワークカメラを全世界から探し出し(もちろん日本も含む)、なんとそのカメラ画像を一覧にして垂れ流すのです!
最初に言っておきますが、問題になると嫌ですし明日には消えてるかもしれないので、そのサイトへのリンクは張りません。一応ソースになった記事を注意深く眺めるとヒントがあるので、気になる人は自分で探してください。
パーソン・オブ・インタレストみたい
このサイトを見た時、ちょうど今BSフジで放送中の海外ドラマ「パーソン・オブ・インタレスト」を思い出しました。監視カメラが映し出す映像は「マシーン」を彷彿とさせますね。
ところで気になるのはサイトの目的です。管理者曰く、脆弱なセキュリティの問題にスポットライトをあて、この深い闇に警鐘をならすのが目的だそうです。
the alleged administrator of the site responded to emails from Motherboard and repeated the claim that the site’s purpose is to highlight poor user security. “Only [the website] can prove the scale of the problem,” he or she wrote. “This problem was in darkness for many years.”
これが本音なのかどうかは知りませんが、確かに、百聞は一見にしかずというかセキュリティの重要性を訴えるにはインパクトがありますね。
仕組み
さて、目的がはっきりしたところで、次に気になるのがそのカラクリです。サイトには日本だけでも1000以上のカメラが登録されていますが(まあ、ほとんどは見えないんだけど)、どうやって集めているのでしょう。
サイト曰く、Googleで検索したり、shodanhqを使っているそうです。カメラの利用者はURLを公開さえしなければ安心だと思っている人も多そうですが、検索エンジンはどういうわけか探しだすので怖い話です。
他にもたくさん
気になってチョット調べてみると、こういったウェブカムやネットに繋がった監視カメラを垂れ流すサイトは他にも複数あるようです。それらには意図的にオープンに公開しているカメラもありますが、どこかの会社の倉庫みたいな、プライベートっぽいカメラもあってなんか鳥肌たちます。
当たり前のようにスマホやノートPCにはカメラが必ずついていますし、Xboxのkinectみたいな物も含めて考えると私達の周りはカメラだらけの生活です。これらのサイトの是非はともかくとして、セキュリティには敏感にならざるえないご時世ですね。パスワードはきちんと自分で設定しよう、そう感じさせられました。