何年かぶりにスイカを食べました。真っ赤なボディにかぶりつくと口いっぱいに瓜の香りが広がります。そして再確認。「それほどの食い物じゃない」
画像 by Harsha K R
甘いキュウリみたい
スイカのなにが良くないって匂いです。漢字で「西瓜」と書くように基本アイツは瓜なんです。青クセェ。キュウリじゃん。甘いキュウリじゃん。赤くて甘いキュウリじゃん。果物ズラしてるけど、野菜としてのポテンシャルも兼ね備えてる中途半端なやつなんですよ。スイカは。
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駄菓子みたいな甘さ
スイカは味に品がありません。粗野です。砂糖水すすってるみたい。バナナのような濃厚さもなけりゃ、オレンジのような酸味と甘味の主張もない。ただ、なんとなく甘いだけ。他のフルーツとはハーゲンダッツとガリガリ君ぐらい違う。(ハーゲンダッツあんまり食べたこと無いけど)そのくせ、値段だけはいっちょ前にしやがる。何様だ。
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季節の食い物だから
夏の果物といえばスイカを連想するのは分かります。たしかにスイカを頬張ると汁がブシャーと出てきて「おお、夏っぽい」と思いました。あの血のように赤い果肉はインパクトがあって季節感もあります。スイカの存在価値はそこにあるように思いますね。夏を表す「記号」としてのスイカなんですね。実際にはハウス栽培で一年中食べられるんでしょうけど。
ということで、スイカなんて食い物は一年に一回ぐらいで、夏を感じためにちょこっと口にすればいいんですよ!お盆に茄子とキュウリに割り箸さして馬を作るノリで!